いつもニュー多摩運輸のブログをお読みいただきありがとうございます。
暑くてじとじとと汗が出る季節、冷たい飲み物、食べ物が恋しくなる季節になって参りました。また、お中元の季節ですね。
お中元商品にも冷蔵品・チルド品や冷凍品を送られる方は多いのではないでしょうか?
さて、今回は冷蔵品・チルド品・冷凍品の違いについてご説明させて頂きます。
まず、説明させて頂きますと上記にて記載しましたが、実は冷蔵、チルド、冷凍の定義は機関によって説明が違い、非常に難しいです。とはいうもののどの機関の説明でも一致する部分があるので、それをこのブログでは説明させて頂きます。
まず、冷蔵品は10度以下で扱われる商品です。鮮度を保ちながらも冷凍させることはない温度帯で管理が必要な商品です。
チルド品は冷蔵品のカテゴリーに分類されますが、5度以下0度程度で扱われる商品です。チルド品についても鮮度を保ちながら凍らせないようにするために一般的な冷蔵品よりも厳密な温度管理を行い、管理することが必要となる商品です。
一方で冷凍品は完全に凍らせて扱う商品です。管理温度帯としてもマイナス15度以下で商品が解凍しないように管理を行います。凍らせることで鮮度を保持します。
現在、上記の冷蔵・冷凍品の食品市場は拡大しています。その背景には冷凍技術の進歩などがあります。より素早く冷凍できる技術かつうまみ成分を解凍時に流出しない様々な技術が開発されています。鮮度、うまみ、匂いを冷凍前の状態に近い形で冷凍し、解凍時もそれらを失わない状態で解凍できるような技術です。これらの技術によって今まで冷凍では頂けなかった、寿司、粉もの料理、煮込み料理、ケーキといった商品がおいしさを保ったまま頂けるようになってきました。また、コロナの影響や人材不足によって冷蔵・冷凍食品を扱った自販機といった無人での販売需要が増えてきたことも市場拡大の後押しをしています。これからも技術の進歩や少子化が進んでいき、冷蔵・冷凍食品の需要は拡大していく事が予測されます。
これらの商品を運送する立場として最も気を付けなければいけないことは温度管理です。冷蔵品・チルド品は適正な温度帯で管理し、完全に凍らせないように管理をし、一方で冷凍品は溶けないようにしっかりと低温で管理を行います。
温度管理を冷凍機で行うのはもちろんですが、荷物の置き方にも工夫をします。冷気がどのように流れるかを考え、荷物を配置していきます。そうすることによって下部の商品が冷えないというような事を防いでいきます。
また、弊社では3温度帯管理車輌を使用し、1台で冷凍、冷蔵品を一度に運べます。 今後、冷蔵・冷凍技術の進歩によって冷凍車もより細かな温度帯で運送が行えるようになると思われます。ニュー多摩運輸ではそれらの技術をしっかりと取り入れ、荷主様の荷物を積込時の状態でそのまま届けられるように取り組んでいきます。
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