トラックの新車が買えない!国内で今起きている事と対応方法。

知識紹介

今、物流業界・運送業界でドライバー不足と同時に問題になっているのが、商売道具である新車のトラックが購入できないという事です。

事の発端は新型コロナウイルスの蔓延によって人流が抑制された事により、乗用車やトラックの製造工場も工場を停止する事を余儀なくされました。それに伴って半導体の注文もストップされたと思われます。また、半導体の製造工場自体も一部ストップされたと思われます。

一方で新型コロナによる巣ごもり需要の拡大で家での生活を充実させようと家電製品の需要が伸びました。もちろん家電製品にも半導体が使われている為、ただでさえ供給量が限られている半導体は不足状態に追いやられました。

(半導体の製造機械はかなり高額なため、供給量をすぐに増やすことは難しい。)

更にコロナの状態が少し落ち着いて来た今、物流業界・運送業界も平常営業に戻ろうとしており、減っていたトラックや乗用車への半導体供給量も増やしていく必要が出てきました。

圧倒的に増える半導体需要に対して供給量も増やせない為、現状の供給ができないという状態となっております。

また、この状態について安易に供給量が増える事もない為、いつ解消されるか未だに分からないという状態です。

それでも物流業界・運送業界では物を運ぶ必要があります。それではどうしたらよいのでしょうか?現状取れる対策について簡単に説明させて頂きます。

  • 中古トラックを買う。

一番におすすめさせて頂きたいのが、中古トラックを購入するという事です。

新車について、発注していたとしても今後いつ納入されるのか分からない状況となっております。下手をすると年内にも納入できないという事も想定されます。

こういった状況を鑑みて今までは品質面で敬遠してきた方もいらっしゃるかもしれませんが、中古トラックを購入することをお勧めします。

中古トラックといっても実は未使用車や高年式車両を扱っている業者も多く、仕様さえあえば、きれいで即戦力として長く活躍できる車輌がたくさんあります。自分仕様のものを探すのが手間であれば、探してくれる業者もいます。

また、現状の新車の納車遅れについてはシャーシの製作ができない為に起こっており、中古でもシャーシさえあれば、そこから架装することも可能です。シャーシ部分が壊れることはめったになく、シャーシ自体は長く使えますので、その他の部品(冷凍機等)が不安な場合は、その部分だけを載せ替えるという事も可能です。

弊社の関係会社にて関連する企業がありますので、以下にて紹介させて頂きます。ご参考ください。

株式会社 リトラス (中古トラック販売会社。幅広いトラックを扱っています。)

中古トラック販売・買取のリトラス|在庫台数1000台以上
中古トラック販売・買取のリトラスは国内8拠点の展示場に総台数1000台以上。安全にお使い頂ける信頼の品質管理であなたの欲しい1台が見つかります!平ボディー、冷凍車、ウイング、ダンプ等の幅広い種類からお選び頂けます。架修、架装も可能です。中古車トラック情報満載リトラス

株式会社 日本ラッセル (冷凍機の取付会社。中古の冷凍車に冷凍機の載せ替えを行えます。)

冷凍機・冷凍車専門の株式会社日本ラッセル
株式会社日本ラッセルは創業50年の実績と信頼のある、空調・冷凍機・冷凍車専門商社です。専門スタッフによるプロのサービスを提案、相談させていただきます。

  • トラックをレンタル・短期リースする。

中古トラックでも中々仕様にあった車輌が見つからないといった場合は、レンタル・短期リースを行っている会社の車輌の仕様を確認しにいくことをおすすめします。

レンタルやリースであれば、一時的に使用するという事が可能ですし、仕様についても人気がある仕様を取り揃えていることが多いため、自社で使用しているトラックに近いものを探せる可能性があります。短期リースを行っている会社であれば、緑ナンバーでの使用も可能です。ただし、気を付けなければいけないのが、レンタルやリースは割高になることです。数か月といった期間しか使用しないのであればよいのですが、1年以上ご使用になられるのであれば、あまりおすすめできません。

今の新車がいつ納入されるか分からない状況では割高になってしまう可能性も否めません。

  • 今まで買っていたメーカーから変える。(メーカー変更)

もう少し納期を待てるのであれば、メーカーを変える事を検討してもよいかもしれません。現状いすゞからの納期については読めておらず、UDトラックス等のメーカーであればある程度納期が出るという話を聞きます。実際に納期確認をしているわけではありませんが、今まで相談していなかった他メーカーのディーラーに相談するのも手かもしれません。各社のトラック性能についてはかなり近くなってきおりますので。

  • 現状車輌を整備・修理して買替を控える。

急ぎでトラックが必要ないのであれば、今は購入を控えるという事も検討した方が良いかと思います。今はパーツのみの販売を行っている業者もあり、シャーシに影響がなければ大きな修理も行えます。しっかりと整備を行い、必要であれば修理を行い、現状の車輌を長持ちさせる事も可能です。新車の納期がいつになるか分からない時期ですので、現状の車輌を有効活用させるのも手段です。

  • 新車をオーダーして待つ。

納期が全く読めない今、この手段を取ることはあまりおすすめしません。しかし、逆に現状は車輌としては足りているが、今後1~2年後に車輌が必要になりそうという事が読めているのであれば、今のタイミングで先行してオーダーをかけておく方が良いかもしれません。余裕がある運送会社さんであればこの方法をとっても良いかもしれません。

本記事ではトラックの新車が購入できない理由とそれに対しての対応方法について記載させて頂きました。

まだまだ品薄の状況は続きそうで先が読めませんが、仕事がある運送会社さんはご紹介した方法について検討をしていくのが良いかと思います。

また、ニュー多摩運輸では運送のお仕事を募集しております。お仕事のご依頼がございましたら、以下までお問合せください。

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inquiry@newtama-transport.co.jp

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